歯は、1本だけでは機能を果たすことができません。28本すべての歯がそろってはじめて、体の器官としての役割を果たしています。このような考え方を当院では「一口腔=一単位」と表現して、健康なお口づくりを進めるうえでの指標にしています。
お口が器官としての本領を発揮するためには、咬み合わせも重要です。正しい咬み合わせで、しっかりとかんで食事を摂ることは、認知症などの予防にもつながります。「健康」でいるために、「健口」は欠かせないのです。
歯は、ある日突然悪くはなりません。悪くなるまでにはヒストリーがあります。そのヒストリーを探るために、コミュニケーションを通して患者様の生活スタイルや食習慣を知り、治療に生かしています。
人生100年といわれる時代になりました。長くなった寿命の分だけ食事をする時間も長く楽しめるよう、定期的な歯のメンテナンスで、永続的に患者様の歯と体の健康を支えてまいります。
院長 冨井真左信